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アッパーイーストサイド

アッパーイーストサイドは、古くから高級住宅地として知られていますが、タウンハウスや小・中規模のコープが多く、大型コンドミニアムや賃貸専用物件が少ないエリアです。購入・賃貸の際の審査や入居者の規則が厳しい、昔ながらのコープが多く存在します。ニューヨークの高級住宅地と言えばアッパーイーストサイド、と日系メディアで伝えられることが多いものの、近年このエリアを選ぶセレブは少なく、ニューヨーカーの間で特に話題になるエリアでもありません。エレベーターやランドリールームがない、​かなり古い物件が多く存在します。

セントラルパークの東側、59th St.から96th St.全域がアッパーイーストサイドです。かなり広いエリアですので、各エリアには別の名前が付いています。南部の59th St.から77th St.はレノックスヒル、北部は3 Ave.の東側の79th St.から96th St.はヨークビル、3 Ave.より西側86th St.から96th St.はカーネギーヒルと呼ばれます。メトロポリタン美術館周辺はこれらのいずれにも属していません。セントラルパーク沿い(5th Ave.)には美術館が並び、ミュージアムマイルと呼ばれます(一部イーストハーレム)。100th St.を超えてもアッパーイーストとして認識されている方がたまにいますが、96th St.より北はイーストハーレムです。 

2017年、2 Ave.沿いの地下鉄Qライン開通により、エリア東部に住む方には通勤・通学が便利になりました(それまではLexington Ave.沿いの4/5/6ラインのみ)。エリア北部やイーストリバー沿いには比較的新しいコンドミニアムや賃貸専用物件が存在します。96th St.の北側と97th St.北側に駐在員が多く住む室内洗濯機付の大型築浅高級物件がありますが「閑静な住宅地のイメージとは異なった」と仰る方が少なくありません。

【2024年3月14日更新】

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