
BUYER'S AGENT
ご購入プロセス
🌠 条件を決める
立地、広さ、築年数等のご希望条件と優先順位をご検討ください。コンドミニアムのみでなく、コープも対象にすべきかどうかは、ご購入目的によります。一般的にコープは賃貸ルールが厳しく、投資には向きませんが、価格は低めの傾向です。
🌠 資金調達を考える
米国の金融機関から住宅ローン・モーゲージを借りるには、購入価格の10-20%の頭金と一定のクレジットスコアが必要です。金融機関が発行する Pre-approval Letter(現金購入の場合にはBank Statement)がないと買付を入れられません。物件が決まっていなくても、収入・資産・クレジット等から、金融機関が想定金利と借入限度額を提示してくれます。
🌠 不動産エージェントを選ぶ
バイヤーズエージェント(買主代理人)に物件探しをご依頼ください。ほぼすべての物件情報は公開されていますので、どちらの不動産会社でも紹介可能な物件は同じです。ただし、エージェントによって、リサーチ力、仕事のスピード・正確さ、交渉力、契約に関する理解・説明力等に差があります。また、相性もありますので、慎重にお選びください。
売却物件の広告を掲載しているのは売主が雇ったリスティングエージェントです。売主の利益最大化の義務があります。買い手のお客様が直接コンタクトされますと、Dual Agent(売る側・買う側両方の代理人)となるケースがあります。日本では頻繁に行われている両手取引ですが、米国では州により違法です(NY州では合法)。
🌠 内覧して比較する
バイヤーズエージェント経由で内覧予約を入れます。ニューヨークではオープンハウスでも事前予約が必要です。ご内覧時には家主ブローカーが買い手候補が審査に通りそうかどうか(特にコープ)スクリーニングしていますので、服装、立ち振る舞い、質問への回答等、注意が必要です。
🌠 オファーを入れる
物件が気に入ったら、バイヤーズエージェント経由で購入希望価格と条件をリスティングエージェントに伝えます。複数のオファーがほぼ同時に入った場合、売主が契約相手を選びます。
🌠 契約書に署名する
不動産取引専門の弁護士を雇って、売買契約書や管理組合の会合議事録等の確認・交渉を依頼することが一般的です。ご署名と同時に10%程度の手付金をお支払い頂きますが、クロージングまでエスクロー口座で管理されます。
🌠 住宅ローンを借りる
金融機関から資金を調達するには、ご購入者(収入・資産・クレジット)と対象物件(専門家による査定)の審査があります。現地に支店がある金融機関をお使いになることを勧めます。
🌠 管理組合による審査
身分証明書や雇用証明、給与明細、銀行口座残高の提出に加えて、複数の推薦状や面接が必要な物件も多くあります。承認までに数週間から数か月かかります。
🌠 クロージング
売り手、買い手、各エージェント、弁護士、金融機関、タイトル会社が立ち会い、書類へのご署名、お支払い後に鍵を受け取ります。パンデミック後はリモートクロージングが多くなっています。