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家賃や契約期間は交渉出来るの?

「家賃や条件の交渉は可能ですか」と質問されることがあります。状況とご希望によりますが、容易ではありません。「日本人は綺麗好きだし、家賃下げてもらえるでしょ」とお知り合いの方の一昔前のご経験を信じていらっしゃることも多くあります。条件交渉をご要望であればそのとおりにリーシングオフィスや家主(エージェント)に伝えます。家賃を僅かにを値切ろうとした瞬間に、家主(エージェント)が交渉を打ち切る可能性がありますので、そのリスクをご理解頂いた上で交渉を進めます。

契約期間については一年もしくは二年が一般的です。それ以外の契約期間をまったく認めない家主も多く存在します。二年目以降に数ヵ月前通知で退去可能とする早期解約条項を付けられるケースもありますが、家賃一か月分から三か月分の違約金(ペナルティ)を支払わなければなりません。交渉の余地があるかは、家主と市況次第です。

ニューヨークの一般的な賃貸アパート、どなたでもご内覧・ご入居出来る訳ではありません。家主が年収やクレジットの審査基準を設定しています。家賃や契約期間等において家主の「譲歩」を引き出すには相手を納得させられる材料が必要です。代わりに何かを差し出す必要があるかもしれません。クレジットヒストリーがなかったり、米国内での収入が家賃の40-45倍を満たさない場合、他の借り手候補よりも不利となる可能性が高くなります。

 

特に、賃貸アパートでなく、コンドミニアムの場合には先着順ではなく、家主(エージェント)が入居者を選びます。お部屋を借りたいお客様が、対象の物件にどれだけご興味があるのか次第で、交渉の戦略が変わって来ます。

【2024年3月14日更新】

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