賃貸契約にかかる初期費用
ニューヨークシティでアパートメント(賃貸専用住宅)を借りる場合、ご契約時までに発生する費用は、(1) 申込費用 (2) 初月家賃 (3) セキュリティデポジット(敷金)(4) 家賃保証料 (5) 仲介手数料です。物件によりますが、必ず必要なものは(1)(2)(3)、つまり最低でも家賃二か月分相当です。賃貸契約書へのご署名時にお支払い頂きます。ご入金期限はご入居日ではありませんのでご注意ください。
(1) 申込費用:大人お一人様につき$20です。ただし、コンドミニアムのサブリースの場合、管理組合による事務手続き費用として、$1,000から$3,500程度かかります。
(2) 初月家賃:無料月特典がある場合、毎月の家賃が平均して安くなる物件は僅かです。毎月の家賃のお支払いは、一般的に契約上の家賃(グロス)であり、割引勘案後の家賃(ネット)ではありません。無料月は初月でなく最終月に適用されることも結構あります。
(3) セキュリティデポジット:最大家賃一か月分。特に問題がなければ、ご退去後二週間以内に戻されます。
(4) 家賃保証料:米国での収入やクレジットヒストリーが家主が求める基準を満たさず、保証人を立てることも出来ない場合、家賃保証サービスを使える賃貸物件があります。保証料はサービスの対価であり、退去時に戻るものではありません。保証の代わりに年間家賃を前払いしたり、敷金を積み増すことは出来ません(2019年の賃貸法改正により禁止)。近年、家賃滞納や入居申込み時の詐欺が増えたため、クレジットスコアがない方は家賃保証を必須とするアパートがほとんどです。 ご本人様確認・認証も厳しくなっています。
(5) 弊社仲介料:弊社仲介料は家賃一か月分です。家主が家賃一か月分の仲介料を弊社に支払う場合には、借主のお客様には仲介料は発生しません。つまり、弊社は借主のお客様もしくは家主より家賃一月分の仲介料を頂きます。一方、物件によっては(特にコンドミニアムや格安アパート)家主エージェント(物件広告主)が借主に仲介料を請求する物件が結構ありました。しかし、2025年8月施行のFARE ACTにより、入居される方でなく、家主自身がリスティングエージェント(広告主)に仲介料を支払うことになりました。
【2025年9月20日更新】