カスタマーとクライアント
【2022年7月18日更新】
米国不動産取引における「お客様」はどなたでも同じではありません。「カスタマー(一般客)」と「クライアント(顧客)」では受けられるサービスが異なります。お問い合わせになる前に、各エージェントの役割を理解すること、具体的に何をして欲しいのかを明確にすることが大切です。
🌠 家主側エージェントのカスタマーになる
ネット上で広告を見て「この物件を内見したい」というリクエストをすると、問い合わせ先は家主もしくはそのエージェント(リスティングエージェント)です。このエージェントにとって、家主が「クライアント・顧客」で、問い合わせた方は「カスタマー・一般客・見込み客」です。
リスティングエージェントは家主と専属代理契約を結んでいますから、家主の利益を最大化する義務があり、広告の物件を貸し出すことを第一優先します。エージェントは家主の代わりに借り手と価格・条件交渉します。広告のお部屋が条件に合わない場合、借り手のためにマーケットから良さそうな部屋を探して来てくれることはほぼありません。
🌠 借主側エージェントのクライアントになる
「物件探し、入居者審査、その他ご入居までのサポート」を含む仲介業務を、テナントエージェントに一任される場合、お客様は「カスタマー」ではなく「クライアント」となります。テナントエージェントは借り手のお客様の利益を最優先し、ご希望に合いそうな物件をマーケットから探して提案します。借り手の代わりに家主(エージェント)と条件交渉します。
弊社は借り手を代理するテナントエージェントとして、クライアントのためにエリア・物件をご提案、家主または家主エージェントと条件交渉します。家主が仲介料を負担する賃貸アパートにご入居された場合、お客様から弊社へのお支払いは発生しません。クライアントもしくは家主のいずれかより仲介料を頂く仕組みのため、特定のエリアや物件を強く薦めるインセンティブはありません。