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カスタマーとクライアントの違い

米国不動産取引における「お客様」はどなた様でも同じではありません。「カスタマー(一般客)」と「クライアント(顧客)」では受けられるサービスが異なります。

🌠 家主側エージェントの「カスタマー」

ネットで物件の広告を掲載しているのは家主が雇った不動産会社・リスティングエージェントです。このエージェントにとって、家主が「クライアント・顧客」で、問い合わせた方は「カスタマー・一般客・見込み客」となります。リスティングエージェントは家主との専属代理契約に基づき、家主の利益を最大化する義務がありますので、広告の物件を貸し出すことを最優先し、家主の代わりに借り手と価格・条件交渉します。賃貸契約が成立しなかった場合に、借り手のために別のお部屋を紹介してくれることはまずありません。

🌠 借主側エージェントの「クライアント」

「物件探し、入居者審査、その他ご入居までのサポート」を含む仲介業務を、テナントエージェントに一任される場合、お客様は「カスタマー」ではなく「クライアント」となります。テナントエージェントは借り手のお客様の利益を最優先し、ご希望に合いそうな物件をマーケットから探して提案します。借り手の代わりに家主(エージェント)と条件交渉します。

【2024年3月6日更新】

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