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カスタマーとクライアント
米国不動産取引における「お客様」はどなた様でも同じではありません。「カスタマー(一般客)」と「クライアント(顧客)」では受けられるサービスが異なります。物件購入・賃貸する際にご自身の代理人に任せる場合、雇ったエージェントのクライアントとなります。一方、仲介料を節約するために、売主・貸主(エージェント)に直接問い合わせる方は彼らのカスタマーです。
売主・貸主エージェントのカスタマー
ネットで物件の広告を掲載しているのは売主・貸主が雇った不動産会社・リスティングエージェントです。このエージェントにとって、売主・貸主が「クライアント・顧客」で、問い合わせた方は「カスタマー・一般客・見込み客」となります。リスティングエージェントは売主・貸主との専属代理契約に基づき、彼らの利益を最大化する義務があります。広告の物件を売る貸すことを最優先し、売主・貸主の代わりに買主・借主と価格・条件交渉します。売買・賃貸契約が成立しなかった場合に、別の物件を紹介することは基本的にありません。
買主・借主エージェントのクライアント
「物件探し、入居者審査、その他ご入居までのサポート」を含む仲介業務を、テナントエージェントに一任される場合、お客様は「カスタマー」ではなく「クライアント」となります。買主・借主のお客様の利益を最優先し、ご希望に合いそうな物件をマーケットから探して提案します。買主・借主の代わりに売主・貸主(エージェント)と条件交渉します。
【2025年3月10日更新】
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