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コープ(co-op)とは

マンハッタンで住宅物件購入の対象となるのは、主にコンドミニアムとコープです。コンドは日本でいうマンション・区分所有であり、比較的容易に購入・賃貸可能ですが、価格は高めです。コープは独特の所有形態を取ります。マーケットの8割程度をコープが占めます。

コープの建物全体を会社組織が所有し、各ユニットには価値に応じた株式が割り当てられています。物件購入の際には必要な株式を購入することになります。会社の管理組合が株主候補(= 将来の住人・隣人)を選別します。コンドよりも資産や収入の基準が高く、頭金と住宅ローンの比率も厳しく設定されていることが大半です。ほとんどのコープでは複数の推薦状提出を求められ、管理組合による面接もあります。売り物件にいくら高いオファーを入れても、住人・隣人として不適格と見なされれば、審査をパス出来ません。

一般的には応募者の主たる住居・プライマリーレジデンスとしてのみ購入可能です。例外的に別荘、もしくは投資用として購入を認めるコープもあります。貸し出す場合にもルールが厳しく、
年数制限があったり、毎月追加費用がかかったりしますので、基本的に投資には向きません。

既にニューヨークにお住まいの方がマイホームをお探しのの場合、コンドのみでなく、割安なコープも対象になります。古くからある高級住宅地には、住民の入れ替わりや賃貸に出されるユニットがが少ない、コミュニティ意識の強いコープが多数存在します。コープ全体の資産価値を守り、運営コストを削減するべく、管理組合がしっかり経営しています。一般的に、豪華なアメニティは少なく、毎月のお支払い(管理費用 + 固定資産税)も低めに設定されています。

【2024年10月31日更新】

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