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不動産エージェント(代理人)とは

米国で住宅の売買・賃貸をお考えの方は「不動産会社」でなく「エージェント(代理人)」を選びます。口コミや紹介、ネットでのリサーチ後、エージェント個人にコンタクト、その後クライアント(顧客)になるケースがほとんど。「良い物件を紹介してもらえますか?」と、不動産会社の総合窓口に問い合わせる方はほとんどいません。その時に手が空いているエージェントが適当に割り当てられることになりかねません。

住宅物件の売買・賃貸取引において、州の不動産ライセンスを持つエージェントは売り手・買い手、貸し手・借り手のいずれかの代理人となります。ニューヨーク州不動産取引を仲介する前に、下記のフォームをお客様にご提示し、自社の役割を明確にしなければいけません。これらは契約書ではなく、不動産取引の経験・知識が限られる一般消費者を守ることを目的に作成されたものです。

New York State Disclosure Form for Landlord and Tenant(賃貸取引用)
New York State Disclosure Form for Buyer and Seller(売買取引用) 

ニューヨークで物件をご購入される多くの方は、バイヤーズエージェントと専属契約されます。交渉はすべてエージェントを通して行い、売り手と買い手が直接やりとりすることはまずありません。また、土地勘がない方、賃貸ルール・プロセスをよくご存知ない、特に遠方からNYCにお引越しになる方がお部屋を借りたい場合、エリア選び・物件探しから交渉までテナントエージェントにお任せになります。

売り手エージェントが買い手エージェントを兼ねた「デュアルエージェント」になることがあります。ニューヨーク州では認められていますが、テキサスを含む多くの州では禁止されています。両者の利益を同時に最大化することは不可能だからです。オープンハウスや物件サイト経由で、売主が雇ったエージェントに安易に直接コンタクトされないよう、お気をつけください。

【2024年3月7日更新】

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