日本人投資家が多いコンドミニアムの理由と注意点

ニューヨークなど米国主要都市での不動産投資をお考えの方、特に現地にお住まいでない方は、不動産会社が勧める物件を安易に購入しないようご注意下さい。

日本人駐在員に貸し易い物件を自社管理物件として確保したいために、それに適した物件の購入を投資家に強く勧める不動産会社(日系)があるからです。それらの会社は、他の物件と十分比較することなく、特定の地域の特定の物件だけを誇大に宣伝しがちです。

そういった不動産会社のビジネス戦略は、自己資本を使ったり資金調達することなく、投資家の資産を不動産会社自身のために利用し、手数料(物件管理費や仲介料)を継続的に得ることです。投資家の利益の最大化は考えられていません。

特に米国では、赴任したばかりの駐在員に1か月ほど「サービスアパートメント」という家具付き短期アパート(ただし家賃$5,000以上などと高額です)に入ってもらうことを売りにする日系不動産会社が多く、その用途で使えるコンドミニアム(日本でいう分譲マンション)を欲しがっています。ニューヨークでは最低期間1か月から賃貸できる規約のコンドミニアムは稀なので、必然的に対象が限られます。

投資物件を主に日本人駐在員に貸し出し、特に短期アパートとしての利用を許容する場合、空室リスクが増えますし、ここ1、2年で米国の専門の会社によるサービスアパートの供給が大幅に増えましたので、管理費・固定資産税・共益費を支払った後で十分な利益を上げることは厳しくなっています。

ニューヨークでの特異な例として、全155戸の21%を日本人投資家が購入した、Nine52 というコンドミニアムがあります。しかも、今年に入って8人もの投資家が、僅か2年程度で(手数料勘案後で)利益なく同じ不動産会社に売却しています。当チームのウェブサイトに取引の分析、物件の評価、教訓を記しましたので、ご興味ある方はご一読下さい。

コラム 『NYCの投資物件(下)全戸数の21%を日本人投資家が買ったコンドミニアムビル その後』
https://nycre4j.com/knowledge/nine52/

不動産投資をお考えなら、米国に長く住み、客観的な視点で物件選びをアドバイスする、フェアで真に投資家のための不動産エージェントをお使いになるべきです。米系不動産会社の私たちにはそれが可能です。

 

Masumi Hayakawa
NYS Real Estate Salesperson 
KIAN Realty NYC

450 Fashion Ave., #1501, New York, NY 10123

Call/ Text: 310-564-6017

LINE: masumihayakawa