ニューヨーク不動産賃貸 ~ 日系他社のNO FEE物件

最近、一部の日系不動産会社が "NO FEE" 物件を各種フリーペーパーで大々的に広告しています。しかしながら、彼らの広告の写真や価格、宣伝文句を見る限り、当チームが広告するような高品質賃貸物件とは別の種類のものです。それらは個人家主からテナント付けを委託されているコンドミニアムやタウンハウスです。

日系T社はミッドタウンウエストにある駐在員向けラグジュアリーアパートメントの1ベッドルームを$3,065、NO FEEで広告しています。良く知られるドアマン・ジム付き大型賃貸専用物件の写真を使用しているものの、この大手家主は基本的に仲介料を支払いません。つまり、当チームでも無料で仲介することは出来ないのです(弊社仲介料は家賃一か月分)。加えて、写真掲載の建物では、スタジオでさえこの価格で借りられません。

また、日系J社は、アッパーイースト スタジオ $1,750、アッパーイースト(116 St)1ベッド$1,900、アストリア 2ベッド $2,750をNO FEE物件として勧めています。いずれのアパートも立地・品質が値段なりのものです。「家具付き」「審査簡単」という特徴も普通の賃貸専用物件ではあり得ません。個人家主が所有・管理するアパートと思われます。ちなみに、116 Stはアッパーイーストでなく、イーストハーレムです。

J社は同時に、ミッドタウン「シェア」2ベッド $6,700を「手数料交渉可!」としています。標準的な仲介手数料を明示せずにこのように述べるのは、交渉の余地をありそうに見せかけた言い値ビジネスになりえて、とても不誠実です。アパートをお探しの方のために仲介料を交渉してくれるという意味ではなく、自分と交渉しなさいと言っているのです。「本来の仲介料は年間家賃の 15% だけど、特別に 12% におまけする」と、元から想定していた落としどころに誘導するものと想像します。

当チームが日系掲示板や自社ウエブサイトでNO FEEとして広告する物件はすべて、高級賃貸専用物件の大手家主が仲介料をカバーする(通常家賃一か月分)、高品質物件です。その場合、借り手のお客様には仲介手数料は発生しません。日系R社トップ10物件のうち、約半数がこのような物件ですが、日系不動産会社に仲介を依頼すると年間家賃の12-15%かかります。家主から手数料を受け取った不動産仲介会社は借り手のお客様にその事実を開示する義務がありますが、そうしているとは思えません。

一方、日系他社は個人家主から委託された物件をNO FEEにして、優先的に借り手を見つけたいという動機もあるでしょう。取引が一度きりの借り手よりも、長年管理を請け負う個人家主の方が大切なお客様なのです。お住まいをお探しになるお客様は、不動産エージェントに「今回の賃貸取引において、あなたは誰の代理人なのですか?」と尋ねてみてください。

Masumi Hayakawa
New York State Real Estate Salesperson 

 

KIAN Realty NYC

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